インプラントとは
見た目も機能も優れた
治療法「インプラント」
歯を失った場所へ
人口の歯を取り付ける治療
インプラント治療とは、「虫歯」「歯周病」「外傷」で歯の失われた場所へ、人工の歯根(チタン製)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法のことをいいます。
入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の健康な歯に負担をかけることなく、しっかりと固定されるため、自然な見た目と噛み心地を得ることができます。
従来は歯を失った場合にはブリッジという、失った歯の両隣の歯を削り、その箇所を補う歯をつくったり、取り外しの義歯(入れ歯)を作っていました。ところが、ブリッジについては失った歯を作る為に両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなったり、取り外しの義歯(入れ歯)はぐらぐらしたり、痛みがあったり、また硬いものが食べにくい等といった負担があったりと、患者さんを悩ませてきました。
インプラントはそのような患者さんにとっては問題解決の最適な治療法であるといえます。
また、インプラントは主に「インプラント体(人工歯根)」「アバットメント(連結部分)」「上部構造(人工歯)」の3つのパーツで構成されており、「第3の永久歯」といわれるほど、機能的にも優れ、見た目も天然の歯に近く、治療したことも分かりにくくなります。西大津歯科医院では、数多くのインプラント治療の実績と最新の設備を整え、患者さんに負担なく、安心して治療に臨んで頂ける環境をご用意しております。
インプラントの歴史
インプラントの発達
インプラントの歴史は約40年になりますが、その研究および進化はここ10年位において目覚しいものがあります。その10年程前まではインプラントを骨にいれ下顎3ヶ月、上顎6ヶ月くらいを目安とし治癒期間をおいた後やっと使えるという状況にありました。
それが、今ではケースにもよりますが、入れたその日のうちにかぶせ物まですることが可能なものもあります。
ただ、早さだけを求め過ぎて、骨とインプラントの結合状態が十分でないのに使ってしまいうまく付かず"やり直しをよぎなくされる"これは避けたいものです。
ですから、インプラントと骨との結合状態が客観的に数値化され評価できれば、早期にかつ確実にインプラントにかぶせ物をすることが可能となります。
その結合状態の評価をする器械は、"オステル"といいます。
当院ではこれを用いて経験的な勘だけではなく科学的な客観性をもって使えるタイミングを早期化させております。
インプラント治療について
インプラント治療の流れ
インプラント治療は、カウンセリングからアフターケアまで、いくつかのステップを踏んで進めていきます。
①カウンセリング・検査
まずは、患者様のお口の状態を詳しく確認するために、レントゲンやCT撮影を行い、顎の骨の状態や歯ぐきの健康状態をチェックします。
インプラント治療が可能かどうかを診断し、最適な治療計画を立てます。
②インプラント埋入手術
顎の骨にインプラント体を埋め込む手術を行います。局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。手術時間は1本あたり1時間程度が目安です。
③治癒期間
(オッセオインテグレーション)
インプラント体が骨としっかり結合するまでの期間を設けます。
この期間は一般的に3~6ヶ月ほどかかりますが、患者様の骨の状態によって異なります。
④アバットメント装着・
人工歯の製作
インプラント体が骨と結合した後、人工歯を支えるアバットメントを装着し、その上に患者様に合わせた人工の歯を作成・装着します。
⑤メインテナンス・定期検診
インプラントは天然の歯と同じようにメインテナンスが重要です。長持ちさせるためには、定期的な歯科検診と日頃のケアを欠かさないことが大切です。
インプラント治療メリット、
デメリット
メリット
自然な見た目と感触、噛む力の回復
インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、入れ歯のようにズレる心配がなく、硬い食べ物もしっかり噛むことができ食事を楽しめます。
周囲の歯に負担をかけない
ブリッジ治療では、失った歯の両隣の歯を削る必要がありますが、インプラントは単独で機能するため、健康な歯を守ることが
できます。
見た目が自然で美しい
インプラントは見た目も自然で、他の歯と馴染みやすいため、口元の見た目を気にする方にも適した治療法です。
デメリット
治療期間が長い
インプラントが骨と結合するまで数ヶ月かかるため、即日で治療が完了するわけではありません。
短くても2ヶ月、骨がない場合は1年半かかる場合もあります。
手術が必要
インプラント治療には外科手術が必要となるため、体調や既往歴によっては治療が受けられない場合があります。
メインテナンスが不可欠
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病(インプラント周囲炎)には注意が必要です。
定期的なメインテナンスを怠ると、インプラントが抜けてしまうこともあります。
保険がきかないため高額
インプラントの寿命について
インプラントは適切なケアを行えば、10年以上、場合によっては20年以上使用できることもあります。
ただし、以下のような要因によって寿命が短くなることがあります。
インプラントの
寿命が短くなる要因
・歯ぎしりや食いしばりが強い場合
・メインテナンス不足による歯周病
(インプラント周囲炎)
・噛み合わせの問題による負担
破損の際の保証について
5年〜10年と医院ごとに保証制度が異なりますので、事前に確認することをおすすめします。主に5年以内のが多いです。
合併症やトラブルのリスクに
ついて
感染や骨の拒絶反応、神経や血管の損傷などがありえます。
インプラントが難しいケースについて
以下の要因によってインプラントの施術が難しいケースもあります。
顎の骨が極端に少ない
関節リウマチ、骨粗鬆症などの全身疾患のあると、顎の骨が不足しインプラントをしっかり固定できないため、骨の増強治療(骨移植やサイナスリフト)が必要になることがあります。
重度の歯周病がある
歯周病が進行していると、インプラントの土台となる骨が減少しているため、治療の成功率が低くなります。まず歯周病の治療を行うことが必要です。
生活習慣の影響
喫煙や糖尿病はインプラントの成功率を下げる大きな要因の一つです。タバコに含まれる有害物質が歯ぐきの血流を悪くし、インプラントが骨と結合するのを妨げるため、禁煙が推奨されます。また、歯ぎしりが強い方は、インプラントに過度な負担がかかる可能性があるため、マウスピースの使用を勧めることがあります。
インプラントの治療費について
治療費
項 目 | 料 金 |
---|---|
1本 | 528,000円(メンテナンスをのぞく) |
※骨造成が必要な場合別途
インプラント治療は自由診療のため、保険適用外となります。費用は医院ごとに異なります。
お支払い方法
当院では、現金、クレジットカードのほかにデンタルローンを利用できます。
詳しい支払い方法については、医院に直接お問い合わせください。
TEL:077-526-2696
ご予約について
お電話またはWEB予約にてご予約ください。